富野展に行きたかったんです2019。
コンセプト
- 富野展(兵庫県立美術館)に行きたい
- 竹中大工道具館が気になる
- 行き当たりばったりでふらふらしたい
- 一人で行動するのが気が楽そう
- 拠点は三ノ宮駅周辺
それと神戸経由長崎行きで帰省したとき、ここで降りればいいじゃん、と思ったので。
1日目
仕事を終えてそのまま羽田へ。
神戸空港から三宮に移動し、チェックインしたのが20時直前。
ちょうどお店が閉まる時間ですが、市役所の展望台は開館してるそう。
神戸市役所展望ロビー
入場無料、平日の営業は22時まで。市街地の夜景を見ることができました。
フロアにはロケ地提供の紹介がずらり。ロケーションサービスの成果を、市民にも観光客にもアピールできる場って重要かも。
2日目
兵庫県立美術館
行ってきました「富野由悠季の世界」。
開場の10時時点で入場客がちらほら、1時間後には目に見えて人が増えてきました。
「映像の原則」を踏まえてガンダムの第1話を見てみましょう…とかダメだよ。ずるい。面白いに決まってる。
富野展だけど、実質、安彦展で大河原展で中村展で永野展で安田展で…だった。
特に幼少期~大学生の頃の展示物に言及してるのは貴重かも。
宇宙に惹かれる小中学生の自由研究、SF映画への興味、それらを経て大学では映画の世界へ。
そう思って作品を見ると、確かに納得というか。
学生運動の時期には、直接的には関わっていない俯瞰した立場にいたのも面白い。
この「業界に入る前」の展示が特に面白かったし、数も少なかったのがちょっと悲しい。それでもいっぱいある。
ターンAの展示物が特に多かったかな。バイストンウェルへの言及も多かったイメージだ。
小説家としての作品群にも触れる一方で、井荻麟としての展示物は少なかったのが心残りだ。
しっかり見れば4時間かかると聞いていたけれど、自分は不真面目なので2時間40分でした。
絵コンテをじっくり見たい人にはたまらない展示ではなかろうか。ぜひ人の少ない平日朝で。
竹中大工道具館
以前、名前だけ地図上で見て気になっていた場所。気軽に友人を巻き込むのも悪いので、ひとりで行く機会をうかがっていました。
コンセプトのひとつに「良い道具は使い倒すから残らない」とあって、言われてみればその通りだし盲点だった。
展示物はその名の通り、鋸や鉋といった道具はもちろん、伐採した樹木が製材される過程を見ることができる。
中国の道具はどことなく武骨な感じがしたし、ヨーロッパの道具は装飾も凝っていて、日本との差異も感じられた。
全体的に「日本史」「民俗学」という印象を受けた。
建築という「仕事」を扱っているのだから当然といえば当然か。廃刀令で職を失った刀鍛冶が、道具職人として活躍する展開は面白い。
大工道具・職人に絞って、誰かが残しておくべき文化が詰まっていた。
その役割を竹中工務店が引き受けたという文脈が、なによりも面白く感じた。
あと入場のチケットやコインロッカーのカギが面白かったです。
センタープラザ
やっぱり、かつての「ラジオ会館」を想起させるよ。徘徊して楽しい。
異人街(深夜)
夜も夜で面白い的な記事を見たから。
0時で真っ暗だったけど、道や街頭はキレイだし、なんだかんだ人の住む区画だし、楽しかったです。
3日目
メリケンパークとか中華街とか眺めてきました。
特撮ロケ地のオタクだから埠頭を見ると「使えそうだなー」と思っちゃう。
まとめ
ふらっと遊びに行けるじゃん!!と思ってしまった。
また行きたいと思うけど、今度はどの方面に行こうかしら。
そういうの考えるのも楽しいのかなと思うのでした。
訪問日:2019/11/25(月)~27(水)